デザインルール・ブログ

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3/3, 4に集合知研究会の合宿に参加しました。

投稿日 2017-03-07

株式会社デザインルール 金澤です。
3月3日, 4日にRISTEX集合知研究会の合宿に参加しました。
この合宿では、集合知メカニズムの学術的な捉え方や、それに迫るためのアプローチについての発表とディスカッションを行いました。
2日目に「ソフトウェア開発現場での集合知」と題して、プラニング・ポーカーの事例を発表しました。

発表資料「ソフトウェア開発現場での集合知」

プラニング・ポーカーは、既にソフトウェア開発現場ではかなりメジャーな手法です。
ところが群衆の叡智としての側面は、開発時にはあまり意識されていません。
(導入時に『みんなの意見は案外正しい』が引用されたりしますが)

プランニングポーカーには、異なる札を出したことが会話の糸口になって、ストーリーに対する理解が深まったり共有できる側面があります。
それは、時にストーリーポイントの予測精度よりも重要であったりします。

ちょうど、予測結果の精度より、楽しさや認識共有を重視する手法があると良いという議論が1日目にありました。
プランニングポーカーは、その一つの実例として捉えられるのではないかと思いました。

今後の課題

今まで技術系のイベント等で発表した経験がなく、緊張しました。現場での事例として、温かい反応をいただきとてもうれしかったです。

プランニングポーカー自体は一つの手法ですが、アジャイルの原則やチーム構成を暗黙の前提としているのを実感しました。
(また議論の中で、マインドや文化が必要だよねという話もでました。まさに「文化をインストールしよう」ですね)

  • 時間と予算を固定してスコープを調整する
  • 少人数で、領域横断的なチーム志向
  • チームメンバーの主体性が要求される
  • 無理なスケジュールを押し付けたり、過剰にバッファを組み込んだりしない(透明性)

こういったコンテキストを手際よく説明するのが難しかったです。次発表の機会があれば、改善したい点だなと思います。

デザインルール 金澤 圭吾

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このブログでかくこと

投稿日 2017-01-19

大変今更なのですが、会社のブログを始める事になりました。
今年で設立して10年ぐらいになると思います。

本当はもっと早く始めないといけなかったのですが、何分この手のものは苦手で。。

ただ最近になりようやく目指す事業の方向性がまとまってきたこともあり、関係の皆様にお伝えしたいこともいくつか有りますので、なるべく頑張って書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。

株)デザインルール 佐藤哲也

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目指すビジョンについて

投稿日 2017-01-19

いきなり少し重たいですが、会社のブログである以上、ビジョンについて言及したいと思います。

こういう重たいテーマを最初に書くのはブログとして死亡フラグかもしれません。が。。

ワンフレーズでまとめられればいいのでしょうが、まだそこまで煮詰まってないので、散文的に書きます。

最終的に私が会社として目指しすのは、良い(善い)会社を作るということです。

良い会社とは良い組織であるべきだと思いますし、組織の構成員やお客様を含む関連するステークホルダーが満足感や高揚感、幸福感を得られることを最終的なゴールにしたいと思っています。

その目的に比べれば事業方向性や組織のアウトカムとしての、成果や事業方向性は手段にすぎないとすら思っています。

というのが本音ではありますが、もちろんやりたいことはそれだけではないのでシリコンバレー型ベンチャー組織のように解決したい社会課題的なものを今回、次回以降、書きたいと思います。

中途半端な研究者では有りましたが、もともとの研究上の関心は組織的な意思決定、および組織に対する情報ネットワークの影響にありました。その関心の起源をたどると、「日本的な空気」の非合理性と、どうしたらそれを克服できるのかという方法論が存在してました。

そのことは私が事業の方向性よりも理想的な、21世紀の日本にふさわしい組織そのものを作りたいという欲求につながってくるのですが。

山本七平が空気の研究を出版したのは半世紀近く前にもなりますが、高度経済成長期に顕在化した日本の儒教的土着文化と近代西洋合理主義のミスマッチはなかなかに克服が難しそうです。

さらに、失われた20年を通じてこれだけ経済が停滞を続けているにも関わらず大企業は潰れないという国民的コンセンサスが出来上がりつつあります。本来移りゆくプレイヤーの代わりにゾンビが居座るという悪夢が続いています。

どうして大手電機メーカーは数年間も明白な粉飾決算をしているのに逮捕されないのか。日本で最も人気のある就職先で才色兼備の若者が非業の死を遂げるのか。大炎上プロジェクトに何十万人というエンジニアが投入され心を折っているのか。

そういう現状を変革していくためには、行き倒れを恐れないチャレンジャーが必要だし、新陳代謝によって組織がどうしてももちづづけてしまう過去の悪弊を捨て去ることが必要だと思います。それが起業を志した一つの理由です。

長くなりましたので、事業として取り組みたい具体的な内容は、別のエントリに譲ります。タイトル予定はオープンプロセス・イノベーション宣言として書きます。

デザインルール 佐藤哲也

株)デザインルール代表 佐藤哲也またはメンバー

株)デザインルール代表 佐藤哲也またはメンバー

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